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現実世界では、竹田崎の仕掛けたハイパーインフレと情報操作によって日本円の価値が暴落し、人々はパニックに陥っていた。そんな中、ミダスマネーに変化が現れる。真朱や人々の未来を守る決意をした公麿と、現在を守る決意の壮一郎。それぞれの想いがぶつかり合い、加速度的に白熱していくディールは、遂に決着の時を迎える!
 

「C」というタイトルは、何を意味するのだろうか。Cash、Capital、Creditなど、Cで始まる金融用語は多い。また、第1話「Complication(複雑)」以降、すべてのサブタイトルが「C」で始まっていることにお気づきの方は多いだろう。つまり「C」というタイトルの中には、さまざまな意味が内包されているのだ。

タイトル一つ決めるにも、さまざまな角度から長時間にわたる議論の積み重ねがある。「どんなものにも、必ず人類をよりよく導くための意味がある」。劇中でこんなセリフが語られる。みんなで知恵を出し合えば、その分だけより素晴らしいものになる。「C」というタイトルは、そのことを象徴しているように思う。

「C」はお金の仕組みを学べる「お勉強」アニメではない。お金の意味について自分で考えるきっかけになってほしいという願いが込められている。この試みはある程度成功したのではないかと思う。

筆者の解説は今回でおしまい。もし、金融や経済についてもっと知りたいと思う人は、ぜひ「週刊東洋経済」を手にとって見てください。立ち読みでもかまいません。本誌にも「人類をよりよく導くための意味がある」と信じています。では、またお会いしましょう。